COLUMN家具に関するコラム

【カンディハウス(CONDE HOUSE)】日本を代表する家具メーカー「長く愛されるものをつくり、世界へ発信する」

ブランド

カンディハウス(CONDE HOUSE)は、北海道・旭川を拠点とする日本を代表する木製家具メーカーで、「長く愛されるものをつくり、世界へ発信する」という理念のもと、上質な無垢材家具と洗練されたデザインで知られています。
北海道産のミズナラなど良質な木材と高度な木工技術を生かし、住宅から公共施設・オフィスまで幅広い空間に向けたトータルな家具提案を行っている点が大きな特徴です。

 

 

 

 

歴史とブランド誕生

カンディハウスの起源は1968年、家具職人・デザイナーの長原實が旭川で設立した「インテリアセンター」にさかのぼります。
長原は1960年代にドイツへ渡り、家具工場や木材技術大学で修行を積んだ後、帰国して旭川で本格的な木製家具づくりをスタートしました。

1980年代初頭にはアメリカ市場を視野に入れたブランドづくりに取り組み、その中で現在のブランド名「CONDE HOUSE(カンディハウス)」が誕生します。
その後、2005年前後に社名もインテリアセンターから株式会社カンディハウスへ変更し、海外展開を含む本格的なブランド戦略を進めていきました。

 

 

 

 

ものづくりの思想と特徴

カンディハウスは創業当初から「自然と調和したものづくり」「長く愛される家具」を掲げ、北海道・旭川での一貫生産にこだわっています。
北海道産のミズナラやカバ、タモなどの木材を中心に、天然素材を余すことなく使い切る設計と木取りで、サステナブルな生産体制を追求しているのが特徴です。

製品は、手加工と機械加工を組み合わせた精度の高い木工技術により、接合部の美しさや触れたときの質感、経年変化した際の表情まで計算されたつくりになっています。
また「修理しながら世代を超えて使い続ける家具」を志向し、耐久性やメンテナンス性も重視した構造設計がなされています。

 

 

 

 

プロダクトとデザイン

カンディハウスの主力は、ダイニングチェア・テーブル、ソファ、リビングボード、壁面収納などの木製家具で、空間全体をトータルコーディネートできるラインナップを揃えています。
住宅だけでなく、オフィス、公共施設、商業施設などへの納入も多く、「木の温かみを感じる空間づくり」の提案力に定評があります。

デザイン面では、シンプルで構造が素直に見える北欧・ドイツ的モダンデザインをベースに、日本的な端正さと温かさを融合させたスタイルが特徴です。
国内外の著名デザイナーとのコラボレーションも積極的で、ミラノサローネやケルン国際家具見本市など海外見本市への出展を通じ、欧米・アジアを含む24カ国以上にブランドを発信しています。

 

 

 

 

海外展開とブランド価値

1980年代にアメリカ・サンフランシスコでのショールーム開設や現地法人設立を行い、その後ドイツなどヨーロッパにも拠点を開くなど、早い段階から海外市場を開拓してきました。
現在では、ヨーロッパ各国、アメリカ、オーストラリア、中国などアジア地域を含む多数の国・地域でカンディハウス製品が販売されています。

こうした展開を通じて、「北海道発の木製家具ブランド」としてのストーリー性と、高品質なクラフトマンシップが海外でも評価され、銀行やIT企業のオフィス、公共空間などで採用例が広がっています。
経営陣も「世界で最も愛される木製家具ブランド」を目標に掲げ、デザイン性と環境配慮を両立させたグローバルブランドとしての価値向上を図っています。

 

 

 

 

現在の取り組みと評価

近年は、森林資源の有効活用や環境負荷低減に配慮した製造・輸送・販売の仕組みづくりや、端材を活かしたプロダクト、ヴィンテージ家具の再生など、サステナビリティを意識した事業にも注力しています。
同時に、国内外のインテリアショップ・パートナーとのネットワークを拡大し、東京・南青山など都市部のショールームを拠点にブランド発信を強化しています。

市場からは、「世代を超えて使えるロングライフデザイン」「北海道らしい木の表情を生かした高品質家具」として評価され、国産木製家具のハイエンドブランドの一つとして確固たるポジションを築いています。
旭川家具の中でも、輸出実績とブランドストーリーを併せ持つメーカーとして、プロの設計者・インテリアコーディネーターからの信頼も厚い存在です。

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