COLUMN家具に関するコラム

【ROLF BENZ(ロルフベンツ)】世界最高峰クラスのソファブランド

ブランド

ロルフベンツ(ROLF BENZ)は、「世界最高峰クラスのソファブランド」として評価されるドイツ発の高級家具メーカーで、特にリビング空間に特化したソファを中心に、チェア・テーブル・ラグ・ベッドなどトータルで展開しているブランドです。 1960年代に“世界初のコーナーソファ(システムソファ)”を打ち出し、リビングの過ごし方そのものを変えた存在としても知られています。​

 

 

 

 

 

歴史とブランド背景

ロルフベンツは、ドイツ南西部シュヴァルツヴァルト地方のナーゴルトで、椅子職人ロルフ・ベンツが小さな工房を立ち上げたことから始まりました。 1964年に「アディフォルム(Addiform)」というモジュール式コーナーソファを発表し、人がテレビを囲んでくつろぐ“団らんの場としてのリビング”というライフスタイルを先取りしたと言われます。​

1970年代にはケルン国際家具見本市に初出展し、巨大な張りぐるみソファで注目を集め、80年代には名作ソファ「6500」などを通じて“自己表現としてのインテリア”を提案するブランドへと成長していきました。 1990年代以降はスイス、オーストリア、北欧をはじめヨーロッパ全域に販路を広げ、現在では50カ国以上にパートナーを持つグローバルブランドになっています。​

 

 

 

 

 

デザインの特徴とコンセプト

ロルフベンツの家具のキーワードは「シンプル」「機能美」「コンプリートソファブランド」です。 バウハウス的な影響を受けたミニマルな造形に、ドイツらしい合理性と緻密な構造を組み合わせることで、装飾を削ぎ落したタイムレスなデザインと高い快適性を両立させています。​​

特にソファにおいては、

  • 多層構造のクッション(異なる硬さのウレタンやポケットスプリングなどのレイヤー)による包み込まれる座り心地

  • モジュールを組み替えることでストレート・コーナー・カウチ・シェーズロングなど多様な形に対応できる柔軟なレイアウト性

  • 豊富な張地(ファブリック/レザー)と脚・アームのバリエーションによるカスタマイズ性
    といった点が大きな特徴です。​

 

 

 

 

主なソファモデルの例

ロルフベンツは型番でモデルを表記することが多く、名作から最新作まで多彩なシリーズがあります。 代表的なものをいくつか挙げると、以下のようなイメージです。​

  • Addiform(アディフォルム)
    1960年代に登場した世界初のシステムコーナーソファと言われるモデルで、複数のモジュールを自由に組み合わせられる点が革新的でした。 現在は直接の継続モデルというより、ブランドコンセプトの原点として語られています。​

  • 6500
    1984年に発表されたロルフベンツの代表作で、直線的なフォルムと張りぐるみのボリューム感、低めでどっしりしたプロポーションが特徴です。 ドイツモダンのアイコン的な存在として、現在も名前が挙がるモデルです。​

  • MERA などの現行モジュールソファ
    コンパクトでありながら座り心地を追求したシリーズで、ストレートソファからカウチ、コーナーまで日本の住宅にも合わせやすいスケール感が特徴とされています。 背クッションの高さや奥行き、脚のデザイン、張地を選べるため、モダンからラグジュアリーまで幅広いスタイルに対応できます。​​

  • 記念モデル「Rolf Benz 60 SINA」
    創業60周年を記念して発表されたモデルで、ブランドの歴史性と現代性を融合させたデザインとして紹介されています。 エレガントな曲線とシンプルなラインを併せ持ち、象徴的なアニバーサリーモデルの位置付けです。​​

 

 

 

 

 

ソファ以外のラインナップ

2000年代以降、ロルフベンツはソファに加えて、ダイニングテーブルやチェア、カーペット、クッションなども展開し、「リビング周りをトータルに構成できるブランド」としての性格を強めています。 最近ではベッドコレクションも加わり、リビングだけでなくベッドルームまで含めた“豊かな暮らし”を提案する方向にシフトしています。​

また、東京・青山には世界初のフラッグシップショップがオープンしており、本国監修の世界観を再現した空間で、ソファ・テーブル・ラグ・アクセサリーまで一体で体感できるようになっています。 日本市場向けには、サイズバリエーションやファブリック提案を通じて、マンションや戸建ての現実的な空間に落とし込みやすい組み合わせが意識されています。​​

 

 

 

 

 

日本の住宅との相性・選び方のポイント

ロルフベンツは欧州ブランドの中でも、比較的“生活に寄り添う実用性”を重視しているため、日本の高級マンションや戸建てにも取り入れやすいブランドです。​

  • 奥行きが深めでリラックス重視のモデル

  • 比較的コンパクトで姿勢を保ちやすいモデル
    など性格の異なるソファが揃うため、「テレビの見やすさ」「会話のしやすさ」「昼寝のしやすさ」など、用途を明確にした上でモデルを選ぶと失敗しにくくなります。​

張地については、

  • レザー:ドイツらしい重厚感・高級感を前面に出せる一方、存在感が強くなる

  • ファブリック:色・質感の幅が広く、日本の内装材とも合わせやすい
    といった違いがあるため、インテリア全体のテイストとメンテナンス方針に合わせて選ぶのがポイントです。​

ロルフベンツは「一生付き合う前提でじっくり選ぶソファブランド」ですので、実際に座り心地や奥行き感を体感したうえで、生活動線・視線の抜け・TV位置との関係も含めて検討すると、ブランドの真価をより生かしやすくなります。

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