
高級家具を“資産”として考えるなら、「好きかどうか」だけでなく「中古市場でどれだけ買い手がつき続けるか」という視点がかなり重要になります。 ここではリセールバリューの観点から、選んでおきたいブランドの方向性を整理します。
資産になるブランドの考え方

資産性が高いブランドには、共通する条件があります。
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世界的な知名度と流通量がある(欲しい人が常にいる)
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代表的な「名作モデル」があり、長年作り続けられている
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中古市場での相場情報が蓄積されていて、値付けがしやすい
この3つがそろうと、「売るときに値段がつきやすい」「値崩れしにくい」という意味で“資産”に近づきます。
イタリア高級ブランド:資産性の主軸

イタリア系は、ラグジュアリーマーケットと中古市場の両方で評価が高く、「資産家具」の本命ゾーンです。
- Cassina(カッシーナ) 巨匠デザイナーの正規復刻権を持ち、LC2/LC3などは中古ランキングでも常に上位。ある査定データでは、「99%の確率で事前査定額を維持」という安定性が示されており、投資対象としても評価されているとされています。
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B&B Italia / Minotti
世界の高級レジデンス・ホテル御用達ブランドで、受賞歴の多いソファや建築家コラボモデルは資産性が非常に高いと評価されています。
特にミノッティは一点物・大型セットの希少性が高く、「コーディネートごと」で価値が出やすいブランドです。 -
arflex / ligne roset
マレンコ(arflex)、トーゴ(ligne roset)など、アイコンモデルの指名買いが多く、中古でも高い買取率が期待できるとされています。

北欧・モダンの名作系:一脚が“資産”になる世界

チェアや一人掛けは、金額の絶対値はソファより小さくても、リセール率という意味ではかなり強いゾーンです。
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Herman Miller(イームズラウンジチェアなど)
中古高級家具ランキングで「絶対王者」とされ、新品80〜100万円超に対し、中古30〜60万円で安定取引、ヴィンテージは新品超えもあるとされています。
デザイン史に残るプロダクトのため、「美術品的な資産」としても扱われやすいポジションです。 -
Fritz Hansen / Carl Hansen & Søn など
セブンチェア、Yチェアなどの名作ダイニングチェアは、4脚・6脚セットでの需要が常にあり、「長年使っても売り先がある」代表格です。

国産高級ブランド:木工系“ローリスク資産”
日本ブランドでも、木工のロングセラーは資産性が高いとされています。

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カリモク家具 / 飛騨産業(HIDA)
国内最大級の木製家具ブランドで、ソファ・チェア・ダイニングなど中古人気が高いと紹介されています。
飛騨産業の「穂高」「SEOTO」などロングセラーシリーズは、古くても状態が良ければ高価買取が期待できるとされています。 -
ロイズ・アンティークス / 岩谷堂箪笥 など
アンティーク・和箪笥系は、流通量は少ないものの「好きな人には刺さる」ニッチ資産として扱われ、状態次第で高額査定も狙えるジャンルです。
オフィス・ワークチェア系も“実用資産”

住居用だけでなく、ワークチェアも資産性が高いジャンルです。
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Herman Miller(アーロンチェアなど)
人間工学チェアの代表格で、中古ランキングでも常に上位。
中古でも需要が強く、「オフィス移転・在宅ワーク需要」で長期的に値崩れしにくいカテゴリです。 -
オカムラ / コクヨ など国産オフィスブランド
デスク・チェア・収納が中古市場で多く出回り、耐久性とコスパの良さから人気が高いとされています。
ブランドを選ぶときの“資産チェックリスト”

ブランド名だけでなく、次のポイントを合わせて見ると「資産家具」を選びやすくなります。
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そのブランドの代表作が中古ランキングやコラムで頻繁に名前が出ているか
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世界的な導入実績(ホテル・高級住宅・オフィス)や受賞歴があるか
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ロングセラーモデルか、限定・希少モデルか(どちらも資産性が高まりやすい)
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修理・張り替えなどのアフター体制が整っていて、長く使い回せるか
「資産になる家具」を狙うなら、
・イタリア高級(Cassina / B&B Italia / Minotti / arflex / ligne roset)
・北欧・名作チェア(Herman Miller / Fritz Hansen / Carl Hansen & Søn)
・国産木工のロングセラー(カリモク / 飛騨産業 など)
あたりから、“自分が本当に好きになれる代表作”を軸に選ぶのが現実的な攻略法です。