
USMは、スイス発祥の高級モジュラー家具ブランドであり、1965年に誕生した「USMハラー」シリーズがブランドの象徴となっています。この家具はスタイリッシュかつ普遍的なデザインに加えて、「モジュール方式」の構造で無限に近いカスタマイズが可能な点が最大の特徴です。フレームはクロームメッキが施されたスチールチューブと真鍮製のボールコネクターによって組み立てられ、ユーザーの要望に応じてパネルやドア、引き出し、棚、ボックスなど多彩なパーツを自由に組み合わせられます。
USMハラーの構造とデザイン

USMハラーのフレーム構造は、建築的な発想から誕生しており、点と点を線で結ぶように構成されたシンプルかつ機能的なものです。この構造によって、家具のサイズや形だけでなく、使い方や設置する環境に合わせて何度でも再構成し直すことができます。万が一のレイアウト変更や収納ニーズの変化にも柔軟に対応できるため、個人宅はもちろん、オフィスや公共施設、商業空間まで非常に幅広く利用されています。
圧倒的なカスタマイズ性

USMハラーは規格サイズのパネルやチューブ、脚部フレームを組み合わせて一から構築できます。テーブルやデスクなら、天板のサイズ(最小750×750mm〜最大3000×1000mm)や高さ(370mm、700mm、740mm)を選び、用途やスペースにぴったり合う形状にアレンジできるのです。素材もラミネート、リノリウム、MDF、ガラス、天然木などがあり、カラー展開は全14色と多彩です。単色でシンプルに仕上げたり、多色でアクセントを付けたりと、インテリアや個人の嗜好に合わせて自由にコーディネートが可能です。
サステナビリティと耐久性

USM家具は、精密で高品質な「メイド・イン・スイス」を誇り、耐久性の高い素材と優れたクラフツマンシップによって生涯使い続けられる耐久性を備えています。設計思想としては「Rethink(再考)」「Redesign(再設計)」「Revalue(再価値化)」を掲げ、サステナブルなものづくりを重視しています。そのため、家具自体を買い替えるのではなく、パーツを追加したり再構成することで、長く価値を保ち続けられるのです。
世界的評価と美術館収蔵

その先進性と美しさ、モジュラーシステムの圧倒的な優位性によって、USMハラーは「現代モダンファニチャーの金字塔」と称され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションにも選ばれています。半世紀以上を経ても色褪せない、世界中から愛されるデザインです。
まとめ

USM家具はシンプル・タイムレスなデザイン、多様なカスタマイズ性、サステナブルな哲学、卓越した耐久性を兼ね備えた唯一無二のモジュラー家具です。一生涯のパートナーとなる卓越した品質と適応性は、個人空間からプロフェッショナルな場所まであらゆるシーンで高く評価されています。