
ザ・コンランショップの家具は、「プレーン、シンプル、ユースフル」というテレンス・コンランの哲学を背景に、上質な日常をつくるためのデザイン家具を世界中からセレクトしたコレクションです。
ブランドの成り立ちと世界観

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ザ・コンランショップは、イギリスを代表するデザイナー、サー・テレンス・コンランが1973年にロンドンで始めたライフスタイル提案型ショップで、家具だけでなく照明や生活雑貨まで含めた「トータルな暮らし方」を提示する場として発展しました。
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コンランが掲げた「日々の生活をより豊かに楽しむ」というビジョンは現在も受け継がれており、日本・韓国・クウェートなど世界各地に店舗を展開しながら、各ローカルの文化も取り入れたキュレーションを行っています。
家具デザインの特徴

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家具の軸となっているのは「プレーンでシンプル、かつ機能的」というモダン・ブリティッシュの感覚で、無駄をそぎ落としたミニマルなラインと、使い心地を重視した座り心地・寸法設計が特徴です。
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アイコンとなるソファやダイニングは、直線的で軽やかなフレームにナチュラルウッドやニュートラルカラーの張地を合わせ、アートや小物を自由に合わせやすい「背景としての上質さ」を意識したデザインが多く見られます。
取り扱いブランドとオリジナル家具

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店内にはザ・コンランショップのオリジナル家具に加え、カッシーナやVitraといったヨーロッパの名門ブランド、気鋭のコンテンポラリーブランドまで幅広いセレクトがミックスされており、「名作とこれからの定番」を同時に提案する構成になっています。
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オリジナル家具は、ヨーロッパのデザイン文脈をベースにしつつ、日本の住宅にも置きやすいサイズ感や素材選び(オークやウォールナット、ファブリックソファなど)に調整されているため、輸入家具にありがちな「大きすぎる・主張が強すぎる」といった問題を抑えています。
日本展開と空間提案

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日本では1994年に新宿パークタワーに1号店がオープンし、その後丸の内、神戸、福岡、代官山、麻布台ヒルズ、伊勢丹新宿などへ広がり、都心のハイエンドなインテリア提案の場として定着しています。
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最近の代官山店では「アジア」をテーマにローカルチームが独自編集した家具・インテリアを展開するなど、店舗ごとにコンセプトを変えながら、空間全体でスタイリングを見せるギャラリー的な側面も強くなっています。
インテリア視点での魅力と使い方

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ザ・コンランショップの家具は、単体で主張するというよりも、アート、テキスタイル、グリーンと組み合わせたときに空間全体の質を一段引き上げる「ベースとしての家具」として優秀で、ホテルライクなリビングや、ニュートラルで洗練されたワークスペースづくりに適しています。
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値段は決して安価ではないものの、長く使えるタイムレスなデザインと素材選び、他ブランドとのコーディネートのしやすさを考えると、「ライフスタイルの軸になる1点」を選ぶ場として非常に有効で、ソファやダイニングテーブルから段階的に揃えていくアプローチと相性が良いと言えます。